矯正の専門医院であり、予防にも力を入れている福増矯正歯科。英語にも対応しているため外国からの患者さんも多いそうです。また、院長は日本でも数少ない日本矯正歯科学会の臨床指導医です。そんな先生方に医院の特徴や今後の展望などインタビューさせていただいた。
【福増一浩先生】
歯学博士
日本矯正歯科学会 認定医 臨床指導医
アングル矯正学会 南カリフォルニア支部正会員
アメリカ矯正歯科学会 額変形症学会
日本臨床矯正歯科医会
日本歯科医師会
講演・学会発表多数
【福増栄里子先生】
日本矯正歯科学会
顎変形症学会 日本口蓋裂学会
日本ヘルスケア歯科研究会
アート容姿・矯正治療研究会
講演多数
先生方が歯医者を志したきっかけは?
【福増一浩先生】
元々理系志望で、その中でも手に職をつけた方がいいなと考え、歯科大学に進みました。矯正学と巡り会ってから、勉強にのめりこんでいきましたね。
【福増栄里子先生】
私は実家が歯科医院で、父親から女性でも手に職をつけなさいと言われていたこともあり、自立できる仕事をするために歯科の道に進みました。
福増矯正歯科の特徴を教えてください。
当院は矯正と予防に力を入れています。矯正では、専門医による質の高い治療を提供しています。予防では、歯科衛生士が5人いまして、予防プログラムにかなり力を入れています。当院に小さい頃から矯正で通っている患者さんで虫歯になった人はほぼいません。また、歯並びを治すだけでなく、後戻りをしないための機能訓練にも力を入れています。
どんなにいい治療をしたとしても、患者さんが満足していなければ失敗だと思っています。患者さんによって受け捉え方は違いますので、こちら側がうまくいったと思っていても満足いただけないケースもあります。そうならないために、現状を見た上で、最初にしっかりと説明することを心がけています。
年間約200人の患者さんに来ていただけていますが、約7割は患者さんやドクターからの紹介で来られていますので、満足いただけているのかなと思います。
今後の歯科業界についてと展望を教えてください。
現在、私の世代の歯科医師が1番多いです。これから何年かしてその世代が引退していくと歯科医師は減っていくと言われています。
歯科業界における健康という概念が年々広くなってきていますので、歯科医師は歯を診るだけではなく全身を見る時代がきています。過緊張や不良姿勢による不正咬合への影響や治療を防げる影響は大きいと言われていますので、当院でも、Cheerという歯科医院併設のリラクゼーションサロンを設け、診療との連携を考えたコースを提供しています。
今後は、日本国民の歯科に対する意識を変えていかなければと思っています。予防に関しても日本は後進国です。インターナショナルスクールの子も診ていますが、歯に金属が入っている人を見たことがありません。とても歯が綺麗です。すこし隙間があるだけでも矯正治療をしています。アメリカは1人あたりの歯医者の数は、日本より多いですが、歯医者が競争に困っているという話は一切聞きません。それだけ国民の歯に対する意識が高いです。日本国民全体の健口寿命を上げるために、歯の重要性を啓蒙していきたいですね。