日本矯正歯科学会の専門医資格を取得されている奥田先生。裏側からの見えない矯正も得意とされており、多くの患者様が相談に来られています。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
日本矯正歯科学会 認定医 臨床指導医(旧専門医)
日本成人矯正歯科学会 認定医
日本舌側矯正歯科学会 役員
日本で最も権威のある矯正学会である日本矯正歯科学会の最高資格「臨床指導医」は日本に363名(2020年9月)
先生が歯医者を志したきっかけは?
親が歯科医師で、患者様に慕われる姿を見ていたので、歯科はとても身近な存在でした。
また、アメリカの高校に留学していた時に、病院に行く機会があり、日本の製品が使われているのを見ました。日本の製品は優秀で使いやすいとのことで、アメリカの歯科業界でも色々な日本の医療器具が使われおり、歯科が世界共通の職業だと感じ歯科大学に進みました。
最終的に矯正の道に進んだ理由は、矯正科での臨床実習の際に、治療の前後での変化があまりにも劇的ですごいと思ったのと、レントゲンを撮って、計測して、分析し、その結果をもとに治療計画を立てていくのがおもしろかったからです。
代官山矯正歯科の特徴を教えてください。
日本矯正歯科学会の専門医である私が一人で最後まで治療を行っていますので、代診のドクターが診察することはありません。小児矯正から成人矯正治療まで、どの年代の患者様でも安心して受診いただけます。
現在来院いただいている患者様の8割以上がすでに治療を終えられた患者様や歯医者さんからの紹介で来ていただけています。また、日本人でも数少ない国際裏側矯正歯科学会の認めた矯正歯科医でもあるので、裏側矯正を希望される患者様にも数多く来院いただけています。形成外科とも連携しており、外科矯正の患者様も多いです。
噛み合わせを直すのは当然で、見た目、横顔の美しさやバランスも考えた治療を心がけています。装置は表側、裏側、取り外しのできるマウスピース矯正など好きなものを患者様のご希望で選んでいただいています。その際にはもちろん各装置の治療期間や費用、メリットデメリットを完全個室のカウンセリングルームにて詳しくご説明させていただきます。
今後の歯科業界についてと展望を教えてください。
後期高齢社会で、年配の方が多くなっていますので、歯科のニーズは高まります。ただ、国家試験で歯科医師の人数を絞っているので、人口対歯科医師の数がアンバランスになり、追いつかなくなってくると思います。
矯正歯科はまだまだ正しい意味では全然浸透していません。親世代で矯正をやっている人が少なく、矯正は近所の歯医者さんでやるイメージをお持ちの人がまだまだ多いので、正しい意味で矯正歯科が広まるにはまだまだ時間がかかるのかなと思っています。
なので、今後に関しては、正しい矯正歯科を広めていきたいと思います。また、矯正歯科は流派がいろいろとあり、学校でもいろいろなことを教えられて、困っている若手の先生も多いので、将来的には後進の指導もしていきたいと考えています。