地域のかかりつけ医として、患者さんのためになる設備であれば積極的に導入している峯岸先生。日本歯科保存学会の専門医でもあります。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
歯学博士
日本歯科保存学会 専門医
先生が歯医者を志したきっかけは?
元々小児科医か外科医に興味を持っていたのですが、歯医者の息子だった親友から歯科について教えてもらい、人の役に立てる仕事をしたかったということもあり歯科の道に進むことにしました。
歯医者の仕事は大好きで、患者さんそれぞれで違う1本1本の歯の治療の内容を考えたり、患者さんに喜んでもらえる治療ができていることは幸せなことであり、天職だと思っています。
日吉町歯科クリニックの特徴を教えてください。
エピオスウォーターという除菌水を診療室全部にひいているので、うがいも手洗いもすべて除菌しながらできます。治療の時の水もエピオスウォーターを使用しているので、清潔な状態で治療を受けていただくことができます。殺菌しながらの治療になりますので、綺麗に仕上がるのが特徴です。
他にもトロフィーカムというCAD/CAMシステムや歯科用CT、マイクロスコープ、歯の根の治療をするための特殊な器具など患者さんのためになる設備はすべて取り揃えています。トロフィーカムは1日で被せ物の作製が可能で、精巧且つ、技工士さんの手が入らないので平均して2割程度安く提供することができます。歯科用CTは分画撮影が可能なものを導入しており、細かく骨の病気や根っこの病気を見ることができます。
来院された患者さんには、歯の構造から知ってもらえるように説明にかなりの時間を割いています。診査、診断をして、治療方法を複数提示させていただき、患者さんに納得いただいてから治療に入ります。
今後の歯科業界についてと展望を教えてください。
CAD/CAMの登場により、精巧な被せ物の作製が1日でできるようになり、何度も通院する必要がなくなりました。ある条件下では保険適応もされるので、CAD/CAMシステムを導入する歯医者も増えています。歯科器材的なところでの展望は明るくなってきたので、できれば保険点数に加算点数をつけるなど国がもっとサポートをして欲しいなと思っています。現状はどんな歯科材料を使っても保険点数は同じです。歯の根の治療用の道具を使ったら加算してもらったり、なんのドリルを使っているか登録して、それに応じて加算してもらえるなどそういうサポートをしてもらえるともっと良い治療が提供できるようになり、歯科業界の展望は明るくなるのかなと思います。
今後の私の展望に関しては、開業当初と変わりませんが、当院を必要としてくれる患者さんが、生涯にわたって痛い思いをしない、健康でいられるような治療を提供していきたいです。
そのために、もっといい管理法、治療法があれば取り入れていきたいです。治療の道具も変わってきますし、削り方などももっといい方法、負担のない方法が出てくると思うので、積極的に取り入れ、技術面の研鑽も積んでいきたいです。患者さんのおかげで当院がありますので、患者さんの求めるところをしっかりと還元していくことが我々の責務だと思っています。向上心をなくしたら終わりだと思っていますので、患者さんが安心して暮らせる環境を作るために日々研鑽してまいります。