長期的なお口の健康を考え、幅広い診療科目に対応している藤井先生。治療面以外にも個室診療室や衛生管理など患者さんへの配慮が行き届いています。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
歯学博士
日本口腔インプラント学会 専門医 指導医
日本顎咬合学会 認定医
中部インプラントアカデミー(CIA) 副会長
著書、共著、訳書
咬合採得:誰にでも出来る咬合採得(インプラントの咬合採得)
補綴に強くなる本 新装版 上下巻
卒直後研修医・若手歯科医師の為の歯科インプラント治療ガイドブック
歯周病学からみた国民の健康増進:日本歯周病学会50周年
QOLを高める喜び:インプラントVS再生療法~インプラント補綴の長期予後
CARRANZA’S クリニカルペリオドントロジー第9版上巻・下巻
インプラントのための骨の生物学・採取法・移植法
カラーアトラス 生理的な総義歯治療(AS-システム)
学術論文、学会口頭発表、講演実績多数
先生が歯医者を志したきっかけは?
私は両利きで、右手左手関係なくどちらも使うことができます。また、母親が手芸の先生で、その仕事を小さい頃手伝っていて、まわりの人から器用だねとよく言われていました。高校生になって、その器用さを役に立てられる仕事をしたいと考えたときに、親戚に歯科医師がいたので、身近に感じていた歯科医師の道に進むことにしました。
オーラルデンタルクリニック川崎の特徴を教えてください。
当院は、患者さんが話しやすいようにプライバシーに配慮した個室診療室を完備しています。また、感染予防対策も徹底するなど、患者さんが安心して通院できる環境を整えています。
お口の中は、歯周病、審美、矯正、義歯、補綴、口腔外科、噛み合わせなどいろいろな方面の治療が必要な場合があり、1つだけに特化して治療しても長期的なお口の健康にはつながりません。すべての治療がうまくいって、長期的な健康につながるので、当院では1つの治療に特化するのではなく、幅広い診療に対応できるようにしています。
ありがたいことに遠方から来ていただける患者さんもいますので、一人ひとりどうしたいのか、どうした方がいいのかディスカッションの時間を長くとっています。いろいろな治療方法がありますので、患者さんとじっくり話し合い、納得いただいた上で治療方針を決めるようにしています。
今後の歯科業界についてと展望を教えてください。
患者さんの虫歯がどんどんなくなっているので、削って詰めるという治療は減っていき、予防が中心になってくると思います。また、亡くなる前の末期治療をどうするかがこれから10年のディスカッション事項になると思っています。
以前テレビに出たときに、全国から1,2か月分の予約が埋まるくらいたくさんの患者さんに来ていただきました。どこに行っていいか分からず、テレビを見て、藁にもすがる思いで来たという人があまりにも多く、そんなにも困っている人がいるのかとびっくりしました。来ていただいた患者さんを実際に診てみると、元々受けていた治療結果に衝撃を受けました。明らかに良くない治療を受けていたというのが一目でわかる状態でした。その時に、困っている人にちゃんとした治療をしてあげたい、「あの医院に行けばなんとかしてくれるよ」と言ってもらえる存在になりたいなとすごく感じました。
今後に関しても、得意な治療1つに特化するのではなく、なんでも相談に来てくださいというスタンスで、困っている人にちゃんとした治療を提供していきたいと思います。