洋歯科クリニック 医療法人社団 和春会 理事長 草川 洋 | 歯医者の選び方

フィンランド式の予防歯科を取り入れ、地域の方の口腔内環境を守る草川先生。真のかかりつけ医を目指し訪問歯科にも力を入れられています。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。

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歯学博士
日本抗加齢医学会 専門医
ICOI(国際インプラント学会) 指導医・認定医
日本顎咬合学会 認定医
日本訪問歯科協会 認定医
日本歯科人間ドック学会 認定医
ドライマウス研究会 認定医

先生が歯医者を志したきっかけは?

当時就職氷河期で、何か手に職をつけたほうがいいという親のすすめがあったのと親戚に歯科医師がいたことが相まって歯科医師の道に進むことにしました。

洋歯科クリニックの特徴を教えてください。

当院では予防歯科先進国のフィンランド式虫歯予防を推奨していています。フッ素の塗布で歯を溶けにくくしたり、キシリトールを使用して虫歯菌を抑制し、歯を守っています。また、母子感染を予防する知識を患者さんに提供したり、私がどんなに腕が良くでもご自身の歯よりいいものは入れることはできないので、ご自身の歯を大事にしていただくための知識を提供するなど、予防の意識を高めていただくことに力を入れています。
当院では「真のかかりつけ医」を目指して、歯科治療を必要としていても高齢や病気を理由に治療を受けられない方向けに訪問診療にも力を入れています。インプラントのやりっぱなしという問題にも呼んでいただければ診ることが可能です。
来院された患者さんに対しては、全てのスタッフに「親戚に接するような診療スタイル」をお願いしています。なぜ家族ではなく親戚かというと、家族の場合は近い存在なだけに過剰に治療をしたり、逆に近いが故にいつでもできるからとほったらかしにしてしまうこともあると考えているからです。親戚ですと経済状況などのバックグラウンドもある程度把握しているので、ほどよい距離感で一人ひとりに合った治療の選択肢を提示することができると思っています。

今後の歯科業界についてと展望を教えてください。

今後は高齢化社会がより進んでいくので高齢者医療が伸びていきます。私たちは「真のかかりつけ医」を目指し、以前から訪問診療に力を入れてきましたので、経験も豊富です。もちろん今後はただ訪問数を増やしていくだけではなく、治療のレベルを上げて、患者さんの満足度を上げていかなければなりません。その中でケアマネジャーさんやそのまわりにいる方から洋歯科クリニックにお願いすれば安心だねと思ってもらえるような治療を提供したり、人間関係を築いていきたいと思います。
今後は予防にもより力を入れていきたいです。スウェーデンやフィンランドには虫歯のない人がたくさんいます。虫歯のない社会に私も実際に行って見てきたので、同じようにまずは自分の医院の周辺から虫歯予防の意識を高め、削る、詰めるではなくてご自身の歯を大事にする、虫歯のない社会を作りたいと思っています。
訪問させていただく高齢者に関しては、口腔ケアをしながら、残された歯を一生懸命残していくことを目標にやっていきたいです。

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