一人ひとりしっかり時間を確保して丁寧な治療と説明をされている佐藤先生。専門性の高い治療を求めて、全国各地、海外からも患者さんが来院されています。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
ICOI 国際口腔インプラント学会 指導医、認定医
日本顎咬合学会 認定医
ICOI 国際口腔インプラント学会 日本支部前副会長
ICOI JAPAN 関東甲信越支部前支部長
一般社団法人ICOI国際口腔インプラント学会日本支部 常務理事
フランシスコマロキン大学歯学部 客員教授
学会発表、論文、執筆、講演実績多数
先生が歯医者を志したきっかけは?
内科医だった叔父の影響が大きいです。私の叔父は栃木県で開業している町医者でしたが、花粉症治療が有名で、全国から患者さんが来ていました。一時期叔父の家にお世話になっていたのですが、叔父は365日24時間常に仕事のことを考えていました。夜中でも電話が来れば往診に出かけていました。そんな叔父の姿を見ているうちに、将来は医療系の仕事をやりたいと思うようになっていました。
医療系の中でも最初は医師の道に進もうと考えていましたが、私は血が苦手で、元々手先が器用で細かい作業が好きだったこともあり、歯科医師を目指すことにしました。しかし、今となっては、インプラントや口腔外科で毎日血を見ています(笑)
南青山インプラントセンターの特徴を教えてください。
自由診療がメインなので、一人ひとりきっちりと時間をとって、丁寧に質の高い治療を提供しています。
日本の歯科医院は、根の治療や外科、矯正などすべてをやっているところが多いと思います。当院では、分業で矯正治療や根管治療など各分野におけるスペシャリストとチームを組んで、専門性の高い治療を提供しています。大学病院口腔外科との連携治療も行っています。保険診療だけでは治らなかった患者さんが全国各地、海外からも紹介で来院されています。
審美歯科は、歯科技工士さんの占める割合が8、9割です。当院の技工士はアメリカで開業している世界的に有名な先生と連携しているので、要望の高い患者さんに対しても、満足していただける質の良いものを提供できる自信があります。
治療の際は、患者さんのニーズをしっかりと汲み取ることを心がけています。そのために個室のカウンセリングルームも用意しており、どうしたいのか、どんな歯を入れたいのか画面を見ながらお話をしています。特に審美歯科はニーズが様々で、すごく綺麗な歯を入れたい方もいれば、とりあえず自然に目立たないように入れてほしいという方もいます。患者さんのバックグラウンド、職業、生活スタイルも影響してくるので、しっかりと時間をかけてお話を聞くようにしています。
院内に関しては、歯医者っぽくない、薬剤のにおいもしない、くつろげるような空間にすることをコンセプトに20年前に開業しました。道路拡張工事のため2019年に現在の場所に移転したのですが、コンセプトはそのままに、世界的なインテリアデザイナーにお願いして作りました。患者さんにくつろいでいただける癒しの空間になるように配慮しています。
今後の歯科業界についてと展望を教えてください。
歯科業界は現状歯科医師が過剰で大変な時代ですが、今後は少子高齢化が進み、口腔ケアのニーズが高まる中で、都心部では勤務医が足りなくなってきているので、今歯学部に入っている人たちが開業するようになる頃には、バランスもよくなると思っています。
今後に関しては、世界的に有名な腕の良い歯科技工士の先生と組んでいるのは当院の強みだと思いますので、その特色を生かして、特化してより突き詰めていきたいです。そして、同業者から見ても、いい仕事をしているなと見本になるような医院にしていきたいと思います。日本の歯科のレベルは世界的にも高いので、もっと世界にアピールしていけるように目標は高く、大きく、日々研鑽を積んでいきたいと思います。