日本口腔インプラント学会の専門医、北海道大学臨床教授である大谷先生。専門分野であるインプラント治療の素晴らしさを多くの患者様にも感じてもらいたいと、日々診療にあたられています。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
日本口腔インプラント学会 専門医
アメリカ口腔インプラント学会 専門医
ストローマンインプラントシステム 指導医
OJ 正会員
TMJsession主宰
北海道大学臨床教授
講演実績多数
先生が歯医者を志したきっかけは？
私は医療と工学に興味があり大学は工学部を卒業した後、歯学部に編入しました。モノ作りを通じて人の役に立つ工学と、直接的に人に尽くす医療を学んだ結果、人と関わる医療に魅力を感じ、歯科医師の道を選びました。噛み合わせを再構築する工程や歯の治療は、工学部で学んだ要素と幼い頃から好きだった細かな作業の感覚と一致する職業で、歯科医師を選んで本当によかったなと思っています。
オオタニデンタルクリニックの特徴を教えてください。
最大の特徴は黒を基調とした「歯医者らしくない雰囲気」です。開院した当時は、固定観念にない異彩を放つ存在でしたが、通院が楽しみになる空間を目指し、斬新なデザインを採用しました。一般的な歯医者で感じる独特の臭いや治療音も聞こえてこないので、居心地の良いクリニックだと思います。
診療体制は完全予約制を採用し、一人ひとりの診療時間を長く設けています。また診察室は完全個室のためプライベートな空間で治療を受けていただけます。医療はサービス業に相通ずるものがあると考えています。数ある歯科医院の中から当院を選んでいただいたことに対して、謙虚な気持ちを持って診療に取り組む姿勢を医院全体で共有しています。
治療においてはインプラント治療が９割を占めており、基本的にはご紹介いただいた患者様に治療を提供しています。治療に携わる全てのスタッフがインプラントに関する専門的な知識を身に着けているので、ご不安なことやご質問は丁寧にわかりやすく説明いたします。当院のインプラント治療は、顎関節・骨格・咬合を総合的に診断し、顎口腔機能を再建することをテーマとしています。インプラント治療の良いところは、噛める喜びや好きな食事ができる感動を共有できることだと思います。長年、食事に悩まれていた方が機能的にも心理的にも回復できる革命的な治療をこれからも提供していきたいと考えています。
今後の歯科業界についてと展望を教えてください。
先日、歯科医師は「なりたい職業ランキング」で下位に位置する資料を拝見しました。今後は憧れの職業となるよう、より良い方向に進歩していくことを願っています。世間のイメージとは違い、歯科は全身の健康を維持するための大きな役割を担っています。健康に寄与する喜びや口腔内を再構築するやりがいを共有できる業界になればいいなと考えています。
展望としては、当院が目指すインプラント治療を各都道府県でも提供できる体制を整えていくことです。永続性のあるインプラント治療を提供するためには、顎関節・噛み合わせ・骨格、筋肉を総合的に診断した治療計画を立案しなければなりません。様々な側面から原因を追求し、アプローチをすることで長期的に安定した口腔内を確立することができると考えています。主宰する勉強会やセミナーを通じて、それらの臨床データや症例を共有し、本当に困っている患者様のお悩みを解決できる体制を全国で構築していきたいと思います。
