地域密着でお子さんからお年寄りまで幅広い層の患者さんが来院されているよこづか歯科医院。2019年に院内を大幅にリニューアルして、より安心安全な医療を提供できる体制を整えています。今日は院長の横塚先生に、医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
歯学博士
日本顎咬合学会 認定医
国際インプラント学会 認定医
日本先進インプラント医療学会 認定医
口腔医科学会 認定医
セカンドオピニオン 専門医
先生が歯医者を志したきっかけは?
身内に歯科医師が多く、叔父が日本歯科大学の補綴科の主任教授だったこともあり、叔父のようになりたいなという思いから歯科医師を目指しました。
よこづか歯科医院の特徴を教えてください。
開業から35年を迎え、お子さんからお年寄りまで、3世代にわたって幅広い層の患者さんに来院していただいています。この地域のホームデンティストとして患者さんのお口にまつわる問題の相談にのっています。当院は、予防型の歯科医院を目指していますので、今通われている患者さんの半分は予防で来院されています。
診療科目としては、幅広く対応していますが、最近では、歯を失われて悩まれている患者さんに対してのインプラント治療に注力しています。費用を抑えたい方に、ミニインプラントやオーバーデンチャータイプのインプラント、歯を削られることが嫌な方に対しては、歯が抜けたところにヒューマンブリッジなどの特殊なブリッジもやっています。
今力を入れ始めているのが小児矯正です。それをリーズナブルな料金で提供したいと思っています。私は佐野高校の校医をしています。虫歯の子供は少なくなってきているのですが、歯周病や歯並びの悪いお子さんが増えています。それは姿勢や嚥下など呼吸からくるものが多いです。そういうものを正すことによって歯並びは改善されるので、これからますます力を入れてやっていきたいですし、マウスピース型の矯正も何種類か取り入れて、患者さんのニーズに応えていきたいと思います。
患者さんとコミュニケーションをとる際は、直接言葉で話すことももちろん大事ですが、百聞は一見に如かずなので、撮影した画像を元に患者さんに目で見える形で説明できるビジュアルマックスを導入し、お口内の状態をわかりやすくご説明します。また、当院には、レーザーで虫歯の進み具合を数値化できる機械を導入しています。画像や数値を実際に見ていただくことで、患者さんにより説得力のある説明をさせていただいています。
当院では、消毒、滅菌対策も徹底しています。世界基準のBクラス高圧蒸気滅菌器を導入し、患者さんごとにグローブは使い捨てにしています。また、ミーレのウォッシャーディスインフェクターを導入するなど、患者さんから見えないところへの設備投資に力を入れています。院内の水に関しても、ポセイドンというシステムにより殺菌された水が出るようになっています。なので、安心安全な歯科医療を受けていただけるようになっています。
今後の歯科業界についてと展望を教えてください。
虫歯が減ってきていることはいいことではありますが、先ほどお話したように歯周病や歯並びの悪いお子さんが増えています。呼吸や姿勢、嚥下から歯並びが悪くなるということがわかってきているので、そういったことを患者さんに教えて、トレーニングしていくことが今後重要になってくるのかなと思います。
また、矯正と言えば、ワイヤーを入れて全体的に治さなければというイメージがありますが、例えば前歯が気になる患者さんに対して、前歯だけのプチ矯正をリーズナブルな価格で提供するといったような需要も今後は高まるのではと思っています。
今までは、印象剤を口に入れて型取りをしていましたが、光学印象といって、スキャニングするだけで、型が取れるようになっています。それにより嘔吐反射が強い人や、型取りが辛い子にも簡単に被せ物、詰め物が作れます。しかも、オンラインで技工所とつながっていて、技工士さんにすぐに発注できるので、そういったものをどんどん当院でも取り込んでいこうかなと考えています。