綾瀬の地で、「患者様の希望に沿った最良の歯科治療」をコンセプトに日々診療にあたっている秋元先生。患者さんの口が自分の口や家族の口だと思って本気で考え治療をしています。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
日本抗加齢医学会 専門医
セミナー講師
先生が歯医者を志したきっかけは？
元々は歯医者さんが大嫌いだったのですが、子どもの頃に母親が横浜にある小児歯科に連れて行ってくれたことをきっかけに考えが変わりました。その院長先生がとても優しくて、先生のことが大好きになり、いつのまにか歯医者も好きになりました。仕事も楽しそうでしたし、先生のようになりたいという憧れもあったので、歯科医師を目指すことにしました。その院長先生とは今でも親交が続いています。
りょうデンタルクリニックの特徴を教えてください。
当院は、一般歯科、歯周病治療、予防歯科、小児歯科、インプラント治療など幅広く対応し、中でも予防歯科、外科治療、インレー、クラウン、セラミックなどの保存修復治療に注力しています。治療の際は、患者さんの口が自分の口や家族の口だと思って本気で考え治療にあたっています。また、当院では、患者さんがなにを求めているのか相手の立場に立って考えることをスタッフ含め全員が心がけ、ありがたいことに患者さんからはスタッフの対応をお褒めいただくことも多いです。
予防歯科では、患者さんにクリーニングをして、綺麗になった状態がどれだけ続くのかという話をしています。もちろんクリーニングした直後は綺麗ですが、ご飯を食べると徐々に汚れていきます。それが1日、1週間、1か月と経過することで多くの時間を汚れた状態で過ごすことになるので、虫歯のリスクも高まります。ご自身でのケアが苦手な方は尚更です。そのお話をした上で、患者さんのお口の中の現状と要望を踏まえ、どうしていきたいのか本心を汲み取るようにしています。そして、どれくらいの頻度でメンテナンスを行い、何点を目指すのか患者さんごとにゴール設定をしています。
内装に関しては、治療を受けに気合を入れて来る場所というよりは、気楽に来ていただけるようにカフェのような雰囲気の医院作りを目指しました。また、院内はバリアフリー設計になっているので、診療室には車いすやベビーカーでそのまま入っていただくことができます。
診療室は圧迫感のない半個室とプライバシーに配慮した完全個室を完備しています。お子様連れの方で、子どもが泣いてしまい、申し訳なさから歯科医院に通えなくなってしまったお母さまもいらっしゃると思いますが、完全個室であれば周りの方を気にせず治療を受けていただけます。
設備面では、複雑な構造の顎骨や神経、血管などの状態までも詳細に確認できる歯科用CTを導入し、正確な診断、緻密な治療計画の立案に役立てています。また、開院当初からヨーロッパの厳しい規格基準をクリアしたクラスBの高圧蒸気滅菌器を導入し、注射針や紙コップ、エプロン、グローブなどは使い捨てのものを使用するなど院内感染予防対策を徹底しています。
今後の歯科業界についてと展望を教えてください。
本来は患者さんが1番であるべきなのですが、歯科医師を頂点とした、患者さん、歯科衛生士、歯科助手、歯科技工士のヒエラルキーが存在しているところもあります。歯科技工士が歯科医師に思ったことが言えない、歯科助手が歯科衛生士に思ったことが言えないなど、そのあたりの無駄な格差がなくならない限りは、歯科業界は変わらないのではと思っています。
今後に関してですが、できれば5年以内にもう1つ医院を作りたいと考えています。今はまだアイデアが形にはなっていないのですが、今の医院での開業経験も踏まえて、どこかに2医院目を開業したいです。また、この医院に関しても、数年以内のリニューアルを考えています。綾瀬の歯科医院といえば「りょうデンタルクリニック」と言ってもらえるように、真面目に歯科医療と向き合い、研鑽を積んでいきたいと思います。
