歯科医院には虫歯治療以外にもたくさんの診療科目があります。様々な歯科診療科目がある中で、歯科医師が今1番力を入れている診療科目は何かとても興味深いと思います。そこで、30~70代の歯科医師629人に「1番力を入れている歯科診療科目は?」というアンケート調査を実施しました。
<調査結果サマリ>
- 歯周病治療に最も力を入れています。
- 虫歯、歯周病を未然に防ぐ予防歯科に注力しています。
- インプラントも一定の高い需要が常にあります。
- 虫歯、歯周病にならないようにする指導に力を入れています。
- 定期的に受診してもらうため案内や通知をする取り組みをしています。
- 痛くなってから行くのではなく、定期検診をする人が増えてきています。
歯科医師が1番力を入れている診療科目第1位は前回調査と同じあの診療?
様々な歯科診療科目の中から1番力を入れている診療科目を、30~70代の現役歯科医師に選んでもらいました。
■第1位は「歯周病治療」
「歯周病治療」と答えた先生は21%です。これは、弊社が行った第1回の調査と同じ順位でした。
■第2位は「予防歯科」
歯科医師は「予防歯科」に注力していることがわかりました。前回の調査と比較すると予防歯科は、虫歯治療、インプラントを抜いて2位になっています。患者さんに定期検診に足を運ぶように通知はがきを郵送するなど、虫歯や歯周病を未然に防ぐためのメインテナンスに、より注力するようになっています。
男女別で1番力を入れている診療科目は違うの?
では、男性歯科医師と女性歯科医師ではランキングに違いがあるのでしょうか。
男女別に集計してみると、男性歯科医師の1位は総合ランキングと同じ「歯周病治療」、女性歯科医師のトップは「予防歯科」という結果になりました。女性歯科医師の2位は「歯周病治療」18%となり、やはり歯周病の治療には力を入れている先生が多いことがわかります。
美容院感覚で歯科医院に通う
歯科医師が1番力を入れている歯科診療科目は「歯周病治療」という結果でした。虫歯の患者さんの数が減少し、口腔内の状態は少しずつ良くなってきています。歯科医師が定期検診の通知をしたり、歯のクリーニングを促進することで、美容院に定期的に行くような感覚で歯科医院に通われている患者さんが増えています。今後も予防することで、歯の健康を維持できるようにしたいですね。
調査方法:訪問面接調査
調査対象:30~70代男女現役歯科医師629名
集計期間:2018年11月~2022年3月