地域に密着した歯科医院を目指し、患者様に寄り添って日々診療されている岡田先生。日本口腔インプラント学会の専門医資格も取得されており、安心・安全なインプラント治療を提供されています。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。
日本口腔インプラント学会 専門医
論文・執筆実績
先生が歯科医師を志したきっかけは?
私の祖父と叔父が歯科医師だったので、身近に歯科医師がいる環境で育った影響もあり、自然と歯科医師の道に進みました。祖父も叔父も日本歯科大学の卒業生で、祖父の強い意向もあり私も日本歯科大学に進学しました。
岡田歯科の特徴を教えてください。
大学卒業間近の口腔外科の授業で、インプラントはこれからの時代に必要不可欠であると講義で聞いたので、就職する際に、インプラント治療を積極的に行っている歯科医院を選択しました。そこで1から学び、経験を積んでから開業しました。その後、日本口腔インプラント学会の専門医資格も取得し、患者さんにとって負担の少ない安心安全なインプラント治療を提供しています。当院は4社のメーカーの7種類のインプラントを使用しており、各メーカーでそれぞれ特徴がありますので、症例に応じて7種類を使い分けています。
また、私が大学を卒業した頃は歯周病という病名はありましたが、削って詰める・被せるが主流の時代で、歯周病治療に力を入れている歯科医院はまだまだ少数でした。その中で私が勤務していた歯科医院は、歯周病治療にも力を入れており、歯を残すには土台である歯周組織をきちんと整えることが重要だということを勤務医時代に学びました。
そこで、当院では天然歯ならびにインプラントの治療では、歯周病治療で歯周組織を整えた上で、いかに歯を残すか、いかにインプラントを長持ちさせるかをコンセプトに診療しています。
もちろん歯周病治療、インプラント治療だけでなく、私が所属しているスタディグループにて、根管治療や補綴コースもすべて受講し、精度の高い治療が提供できるよう研鑽を積んでいます。
患者さまの立場に立ったカウンセリングも心がけ、必ず説明をしてから診療に入ります。検査をした上で、仮に全体を治療する必要がある場合は、治療期間や通院回数、費用もかかりますし、症状によっては保険診療ではできないケースもあるかもしれませんので、丁寧にご説明させていただきます。
当院では早い段階から歯科用CTを導入しています。実際にモリタの工場まで見学に行き、私が被験者となって、撮影し、レントゲンの精度や解像度を確認の上、導入させていただきました。ちょうど当院の近くにあった市民病院も移転したため、CTの撮影も含めて当院で完結できればと考えました。3次元画像で歯や顎の断面を確認することができるので、より精密な診査・診断を行うことが可能です。
今後の歯科業界についてと先生の展望を教えてください。
保険診療にこだわっている歯科医院は今後厳しいかもしれません。保険診療でできる範囲は狭まってきており、歯科技工士も保険診療による低賃金化により現在離職者が増えています。今後伸びていく歯科医院は、腕の良い歯科技工士さんに高い賃金を払い、常に研鑽を積み、質の高い治療を提供しているところだと思います。なので、危機感を持って日々の診療にあたり、研鑽を続けていくことが重要です。
今後の目標は、地域1番の歯科医院です。しかし、それは患者さんあっての地域1番なので、まずは治療の精度を上げていきたいと思っています。例えば、インプラント治療や歯周外科手術で、安心安全な手術はもちろん、痛み、腫れ、不快感の少ない手術を今以上に突き詰めていきたいですね。