あらい歯科・口腔外科クリニック 院長 新井 伸作 | 歯医者の選び方

九州大学病院で長年診療してきた知識や経験を活かし、地域の患者さまに還元されている新井先生。日本口腔外科学会の専門医資格も取得しており、専門的且つ精密な治療をご提供されています。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。

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歯学博士
日本口腔外科学会 専門医

先生が歯科医師を志したきっかけは?

元々は九州大学の工学部を目指していたのですが、高校3年生の10、11月頃の受験期に前歯がとても痛くなり、父親に勧められた歯科医院に行きました。その歯科医院の先生が、私が今まで出会ってきた先生とは違い、とても良い対応をしてくださり、私の心を打ちました。そんな刺激的な出会いがきっかけとなって、工学部ではなく歯学部に進学しました。

あらい歯科・口腔外科クリニックの特徴を教えてください。

私は日本口腔外科学会の専門医資格を取得しており、被せものなどの補綴治療や矯正歯科は専門の歯科医師に九州大学から来ていただいています。また、小児歯科を得意とする女性歯科医師にも来ていただいているので、口腔外科をはじめとして、一般歯科から矯正歯科まで、基本的にどんな疾患の患者様が来られても、専門性の高い治療を提供できる体制が整っているところが当院の特徴です。歯科用CTやマイクロスコープも完備しているので、そういった機器を活用しながら正確な診断、精密な治療を行っています。
親知らずの抜歯などの外科処置だけでなく、粘膜疾患の診断も行っています。また、九州大学病院の口腔外科時代から多くの臨床経験を積んでおり、重度の全身疾患を持った患者様の治療を行ってきた経験も豊富なため、全身疾患がある患者様も当院で診ることが可能です。
カウンセリングの際は、患者様が最初に言われる主訴の部分だけでなく、その背景まで汲み取りたいと考えているので、初診時はできる限り時間を長めに確保して、しっかりとお話を聞かせていただきます。プライバシーに配慮した半個室と完全個室の診療室も完備しているので、周りを気にせずリラックスして治療を受けていただけます。
小郡地区周辺には口腔外科の拠点となる中核病院がなく、多くの患者様は福岡市内もしくは久留米市へ行かれていると思います。そんな患者様の中には、当院で診断や治療が可能な方もいらっしゃると思いますので、当院が中核病院としての役割を果たしていくことが目標です。

今後の歯科業界についてと先生の展望を教えてください。

歯科医師の国家試験が難しくなっているので、大学在学中は、「歯科医師になったらこんな先生になりたい」というビジョンを持って学ぶというよりも、国家試験に合格するための対策や勉強がメインになっています。患者様からすると歯科医師の人間性もすごく大事な時代になりましたので、ただ単に治療だけをするのではなく、プラスアルファのところで患者様の心情面も踏まえて診療することがより求められていくのかなと思っています。私がお世話になった方々を思い浮かべると、これから引退される先生は『歯科医師として』や『人として』といったビジョンや哲学をお持ちで人情的な方が多かった印象です。コロナ社会で人との接触が減った時代だからこそ、受験戦争を勝ち抜いて歯科医師になった後に、そういった先生方と意見を交換できたり、なんのために歯科医師になったのか、どんな歯科医師や人間になりたいのかを学べるような機会が多くあるといいのかなと感じています。私も師匠方から教えていただいた、学術的および哲学的な知識や経験を、自分なりに伝えられるようになりたいと思います。

今後に関してですが、小郡や鳥栖エリアでお口のことに困ったら「あらい歯科・口腔外科」に相談してみようかなと思っていただけるよう、どんな症状の患者様が来られても、安心して任せていただけるクリニックを目指していきたいと思います。

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