医療法人 小向井歯科クリニック 理事長 小向井 英記 | 歯医者の選び方

「優しく・丁寧に・誠実に」をモットーに、地域のかかりつけ医として幅広い診療科目に対応されている小向井先生。お子様からご高齢の方まで責任を持って診ることができるよう、様々な資格を取得されており、学会活動や社会活動にも注力されています。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。

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日本老年歯科医学会 認定医 専門医 指導医
日本顎関節学会 認定医 専門医
日本歯科医療管理学会 認定医
日本アンチエイジング歯科学会 認定医
日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
日本有病者歯科医療学会 認定医
日本糖尿病協会認定歯科医
日本化学療法学会抗菌化学療法認定歯科医師
AHA BLS ヘルスケアプロバイダー資格取得
介護支援専門員

講演・論文実績多数

先生が歯科医師を志したきっかけは?

幼少期から身体が弱く病院にかかることが昔は非常に多かったです。そんな経験から、そういった人たちを今度は私が助けたいという気持ちが芽生え、医療職を目指そうと思ったことが最初のきっかけです。進学の際に医師・歯科医師が候補としてありましたが、最終的に歯科医師を選びました。

小向井歯科クリニックの特徴を教えてください。

当院はかかりつけ医として、家族みんなが通える歯科医院を目指し、幅広い診療科目に対応しています。また、要介護になってしまい通えなくなってしまった患者様に対しては、訪問診療も行っており、お子様からご高齢の方まで責任を持って診るというのが当院の方針です。私は高齢者歯科に28年近く携わっており、日本老年歯科医学会の専門医資格をはじめ様々な資格を取得しています。
また、これからの医療は予防が必要不可欠になってきますので、お子様からご高齢の方まですべての年代での予防医療にも注力しています。予防医療の内容は年代ごとに異なります。小児であれば虫歯予防と歯列不正予防、成人であれば歯周病予防、高齢者であれば介護予防です。健康長寿という言葉があるように、いかに寝たきりの期間をなくすかが重要なのですが、その対策はご高齢になってから、要介護になってからでは間に合わないので、予防医療を幼少期から行うことによって、最終的に健康長寿を達成することを目標にしています。
患者様が来院された際は、ご高齢の方に限らず、まずなにを訴えられているのかを知ることが重要になります。そのために傾聴の姿勢で、最初にしっかりとお話を聞かせていただくことを大切にしています。話を聞かせていただきながら、適切な診断を行い、1番の訴えをまず取り除きます。その後は、かかりつけ医として長く通っていただくためには、信頼関係を築くことも非常に大事なので、自分の家族のように患者様と接することを心がけています。また、患者様のデータを蓄積していますので、その蓄積したデータを患者様にビジュアルでお見せすることもできます。
設備面では、歯科用CTや矯正用のセファロも完備しています。また、患者様に安心して通院していただけるよう、目に見えないウイルスや粉塵を吸引する口腔外バキュームの設置、滅菌・消毒システムも最高クラスのものを使用するなど、感染予防対策も徹底しています。

今後の歯科業界についてと先生の展望を教えてください。

世間的には歯科医師余剰時代といったようなことが言われているのですが、私は間違っていると思っています。実際に歯学部の国家試験の合格率は90%を超える医学部と異なり、60%台になっており、上位1500人を合格にする選抜試験のようになっています。その中で、日本全体超高齢化社会になっているのと同様に、歯科医師も高齢化が進んでおり、平均年齢が60歳を超えているというデータもあるため、バリバリ働ける先生方が減ってきています。そういった点からも、これから歯科医師になられる先生方にとっては、今まで以上に仕事も多く、やりがいのある仕事として認められていくのではと思っています。その証拠として、国も歯科医療の重要性を認識しており、口腔ケアをしっかりと行うことで、QOLを向上させることができることも言われています。なので、今後の歯科業界は衰退ではなく、予防医療をしっかりとやることで、本当に明るい業界になると私は思っています。

口腔内の状態に加えて、今は口腔機能といった、ただ歯があるだけではなく、その機能をしっかりと維持する、低下しないようにすることが非常に大事です。地域のかかりつけ医として、歯やお口全体を診るだけではなく、全身を診る、いわば人を診るような歯科医療を今後も続けていきたいと思います。また、私自身後進を育てていく世代にもなりましたので、学会活動や社会活動などを通して、歯科業界が良くなるように精進していきたいです。

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