畠山歯科医院 医療法人 幸花会 副院長 畠山 航 | 歯医者の選び方

地域に密着した歯科医院として、お子様からご高齢の方まで幅広く来院されている畠山歯科医院。副院長の畠山航先生は日本補綴歯科学会、日本口腔インプラント学会の専門医資格を取得されており、専門性の高い治療をご提供されています。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただきました。

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日本補綴歯科学会 専門医
日本口腔インプラント学会 専門医
論文実績多数

畠山歯科医院の特徴を教えてください。

当院は日本では珍しい、日本補綴歯科学会の専門医、日本口腔インプラント学会の専門医、日本矯正歯科学会の認定医がそろっている歯科医院です。そのため、補綴、審美、インプラント、矯正には特に力を入れています。専門医の資格や実績を調べて来られる患者さんも多く、他院でのトラブル症例の対応実績も豊富です。
ほとんどの治療には学会のガイドラインが出ているので、学会の診療ガイドラインに基づいた診断・治療を心がけています。

地方の歯科医院ということもあり、1回来ていただいて終わりになる患者さんは少ないので、長期的な信頼関係を築くことを大切にしています。そのため、こちらから必要のない自費診療を勧めるようなことは一切しません。本当に必要なときにご提案はさせていただきますが、基本的に患者さんからご相談を受けるまでは、こちらから治療を押し付けるようなことはありません。

現在は平均寿命もかなり長くなり、高齢者が増えてきています。高齢化が進む中で、治療を受けるタイミング、治療に介入するタイミングはいつがいいのかは治療の質と同じくらい意識しています。各年代における経済的な負担や身体的な状況を考慮しながら、最適なタイミングで適切な治療が行えるように心がけています。
再介入が必要になってしまった際は、小さな処置で済むような補綴設計にもこだわっています。義歯を作る際、今後欠損が増えてしまった場合でも対応しやすい設計にしています。

当院は、お子さまから80代後半の方まで、幅広い年代の患者さんに来ていただいています。安心して治療を受けていただけるよう診療室はプライバシーに配慮した個室の診療室を完備しており、設備面では、最高水準の歯科用CTを導入しています。高解像度の画像診断が可能で、セファロ撮影では1秒で撮影ができるので、お子さんでも安心です。

今後の歯科業界についてと先生の展望を教えてください。

地方においては、歯科医療崩壊が確実に起きると思っています。岩手県の沿岸部で開業されている先生から話を聞くと、人口も減ってきてはいるのですが、歯科医師の減少が人口の減少を上回ってしまっているそうです。なので、現状患者さんが溢れかえり、ひっ迫してしまっています。
岩手県内では比較的人口の多い、この花巻市のエリアでも徐々に同様のことが起き始めています。人口の減少以上に歯科医師の高齢化、歯科衛生士不足が加速し、歯科医師も首都圏に流れてしまっています。その影響もあってか、ある程度の規模感のあるところに患者さんが集まる傾向にあるので、歯科医院を小規模のまま維持していくことが難しい時代になってしまうのではと思っています。

また、当院は昨年建て替えたのですが、現在建築資金も高騰しています。仮にテナントだとしても内装費が高騰しているので、新規で開業する先生もこれからどんどん減っていくと思います。そんな状況の中で、今後は勤務医をたくさん雇うような歯科医院も増えていくのかなと思っています。

今後に関してですが、私個人の目標としては、「岩手県なら畠山歯科医院だよね」と言っていただける歯科医院を目指しています。そして医院自体も拡大して、患者さんの通いやすい、スタッフが働きやすい医院作りをしていきたいです。
ただ、過度に医院を大きくすることは考えていません。出口戦略のない地方大型医院は、跡継ぎがいない場合に売却をしようとしても、それだけ大きな医院を買ってくれるところはなかなか見つかりません。そうなると、これまで通っていた患者さんが歯科難民になってしまう可能性があるので、当院に来ていただいている患者さんが行くところがなくなって困ることがないよう、無理のない範囲でゆるやかに拡大しながら、安心して通える、長く続くクリニックを作っていきたいと思います。

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