「大人も子どもも安心して一緒に通える歯医者」をコンセプトに小児歯科、矯正歯科、総入れ歯、インプラント、歯周病治療、歯周外科、根管治療、審美歯科、口腔外科など、幅広い診療科目に対応されている西原先生。来院される患者さんも0歳から100歳までと様々です。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただきました。
先生が歯科医師を志したきっかけは?
獣医になりたい時期もありましたが、歯科医師だった父親への憧れもあり、最終的に歯科医師の道に進みました。
西新井おとなこども歯科・矯正歯科の特徴を教えてください。
当院の特徴は治療の前にしっかりと検査をすることです。口腔内の写真撮影、複数枚のレントゲン撮影、歯周病検査などを行い、現状を正確に把握した上で、最適な治療計画をご提案させていただきます。
また、0歳から100歳まで、幅広い年齢層の患者さんに来院いただいているところも特徴です。私自身、小児歯科や小児・成人矯正、総入れ歯、インプラント、歯周病治療、歯周外科、根管治療、セラミックなどの審美歯科、親知らずの抜歯など、幅広い治療に対応することが可能です。できないことが基本的にはなく、例えば矯正治療で抜歯が必要な際に、他の医院や大学病院に行って抜歯だけをしてもらう必要もなく、当院だけで完結することが可能です。
患者さんには「80歳になってもご自身の歯でしっかり食べられる」ことを目指していただきたいと考えています。歯を長持ちさせるために、虫歯、歯周病、噛む力といった歯を失う三大原因を総合的に診断し、患者さん一人ひとりのリスクに合わせたオーダーメイドの治療法をご提案しています。説明の際は、熱心になりすぎて、ついつい長くなってしまい反省することもけっこうありますね笑
当院では、歯科衛生士によるケアにも十分な時間を確保しています。他院では通常30分程度のところ、当院では45分から1時間を基本としています。これは、どんなに良い治療をして綺麗にしたとしても、患者さんが適切に歯磨きできなければ再び悪化してしまうからです。
再び悪くならないために、患者さん自身が正しく歯を磨けるようになるまで、ジムのパーソナルトレーナーのように、しっかりと時間をかけて丁寧にサポートさせていただき、歯の健康を守る方法を一緒に考えていくことを大切にしています。
日本人の80歳時点での平均残存歯数は15本、一方スウェーデン人は26本です。なぜここまで違うかというと、スウェーデンでは子どもの歯が生えた時から定期的に歯科医院に通っているからです。なので、スウェーデンでは虫歯はほとんどなく、歯科医院の主な役割はホワイトニングや矯正歯科になっています。
一方、日本では高齢になると歯が自然に悪くなっていくといったイメージを持たれている方が多いです。それは誤解で、多くの研究や論文で、定期的に歯科医院で予防ケアを受ければ歯を守れることが証明されています。
日本では保険制度によって医療費が安く、例えば、海外で数十万円かかるような治療が、日本では数千円で受けられます。その結果、虫歯や歯周病が進行してから歯科医院に行く方がまだまだ多いです。
最高の治療とは、虫歯や歯周病にさせない予防治療です。だからこそ、将来健康な歯を維持するために一日でも早く、歯が生え始めたらすぐに当院に来ていただきたいと思っています。
当院は矯正治療にも注力しています。成人矯正では主にマウスピース矯正(インビザライン)を行っています。小児矯正では、拡大床、プレオッソ、マイオブレイス、MFT(筋機能療法)など幅広く使用して治療しています。子供の頃から悪い習癖を改善していれば、そこまで悪い歯列になることはないので、将来的な矯正の負担も軽減することができます。
また、矯正料金は患者さんが引っ越し等で通院できなくなってしまった場合にも対応しやすいよう、分かりやすいシンプルな料金設定にしています。
検査を重視しているので、当院ではCTやセファロを導入し、精密な診査・診断を行っています。また、治療スペースはベビーカーや車いすでも入りやすい広さを確保し、キッズスペースも完備しているので、お子様連れでも安心して通院できる環境が整っています。
今後の歯科業界についてと先生の展望を教えてください。
今後の歯科業界は治療ではなく予防がより盛り上がっていくと思っています。実際に日本の保険制度も変わってきているので、恐らく日本は今世界で1番安く予防歯科を受けられる環境になっているかもしれません。
なので、歯科衛生士さんの需要もより高まっていくと思います。だからこそ当院では歯科衛生士さんも採用にこだわっていますし、教育にも力を入れ、大切に育てています。当院には本当に優秀な歯科衛生士さんしかいないと思っています。
今後の目標は、私が治療した患者さんが10年、20年、30年と健康な歯を維持し続けられるような治療を提供することです。その症例を学会や勉強会で発表したり、他の歯科医師と共有したりして、切磋琢磨しながら成長していきたいと考えています。
そして、令和の時代にふさわしい、「患者さん、家族、スタッフ全員が幸せになれる歯科医院」を目指していきたいと思っています。