患者様のために常に研鑽と続け、患者様にとって良いものであれば医療技術や設備をどんどん取り入れていく…そんな患者を第一に考える阿部先生に本日はインタビューさせていただいた。
日本口腔インプラント学会インプラント認証医
国際口腔インプラント学会認定医
歯学博士
日本大学松戸歯学部口腔病理学非常勤講師
厚生労働省指定臨床研修医指導資格
表彰受賞歴
2007年:Master of Zirconia Ceramics Award
2009年:Straumann Implant Dedication Award
2014年:日本大学口腔科学会 学術奨励賞 優秀論文年度表彰
学術功績、論文発表、学会発表、メディア掲載多数
先生が歯医者を志したきっかけは?
私は元々理系の人間で、医療系は意識していたのですが、細かい作業が昔から大好きだったということもあり、日本大学松戸歯学部に進学しました。
大学の波長と歯科の波長が自分にすごく合ったので、在学中はずっと大学に入り浸って歯科の勉強に没頭していました。
丸の内帝劇デンタルクリニックの特徴を教えてください。
最近は新しいものをどんどん取り入れています。
まず1つ目がセラミックの審美修復です。特徴としては、歯を削る量がかなり少なくできる治療法で、プレップレスベニアといいます。元々はセラミッククラウンやラミネートべニアといった自分の歯を削って入れる方法が主だったのですが、場合によっては、歯を削らないで前歯にセラミックを入れることが可能です。審美歯科治療のニーズはすごくあり、健康な歯を犠牲にしないで行える治療ということで導入したこの治療法は、患者様にとても喜ばれています。
2つ目は、矯正治療です。当院では、3Dデジタル矯正を導入しています。
昔のように模型を作成して、ドクターが手作業で診断するのではなく、コンピューター上で3次元的に立体を動かして診断していく方法です。3Dデジタル矯正を導入することで、効率のいい治療計画を立てることができたり、治療時間を短くすることができたり、歯にかかるダメージを最小限に抑える治療ができます。
また、最近どの歯科医院さんでも人気が出てきているマウスピース矯正は、患者さんのニーズも高く、数年前に比べるとどんどん質もよくなっているので、当院でも積極的に取り入れていくことで患者様にとっても、患者様の歯にとっても負担の少ない低侵襲な治療を行えるようになっています。
患者様もいろいろなお悩みがあって来るのですが、当院で1番多いのは、以前他の歯科医院で治療を受けていて、うまくいかなかったり、満足できなかったり、もっと治療に対する希望がある方です。そういった場合に、当院としてはいろんなオプションを提案できるように、3、4年前にはなかったものもできるだけ取り入れるようにしています。
同じ矯正治療でもワイヤー矯正やマウスピース矯正などがあり、インプラントでもメーカーブランドがいくつかありますし、審美歯科にしても、クラウンやべニアなどの治療がありますので、できるだけ取り入れて、患者様の希望を叶えてあげられるような提案ができるようにしています。
専門知識のない患者様にもわかるように、専門家の視点をどれだけうまく伝えられるかに注力しています。患者様に治療を理解していただいた上で、患者様と浅いコミュニケーションで作った治療計画ではなくて、さらにどうしたいかということを聞くことで、深いところまでニーズを引き出して、より希望を叶えていけるような治療計画を作っていきたいと考え、患者様との話し合いの時間はしっかりととるようにしています。
今後の歯科業界についてとその中での先生の展望を教えてください。
歯科業界に関わらず、どんどん技術や文明は進化しています。
年々新しいものが出てきて、10年前ではできなかったことが今ではいろいろとできるようになってきています。
今後も患者様にとってよりよいものが出てくると思いますので、我々歯科医師が研究したり、どこで開発されたものかを歯科医師同士で情報共有をしたりして、それぞれが勉強し、新しい技術を作り、患者様に提案するということを繰り返していくと思います。
私自身もそういうものをどんどん勉強して、良いものであれば取り入れて、当院に来てくださった患者様には出来るだけ質のよいもの、できる限りよい治療を提案できるような歯科医院でありたいと考えています。